なつのあらし!
小林尽の連載第2作。
戦前の幽霊少女と現代の少年による恋と冒険の物語。
全8巻50話。
'06年8月、「月刊ガンガンウイング」にて連載開始。
'09年4月、「月刊ガンガンウイング」休刊にともない「月刊ガンガンJOKER」に移籍。
'10年9月、完結。
'09年、TVアニメ化。
第1期『夏のあらし!』、第2期『夏のあらし! 春夏冬中』が放送された。
主人公。
科学を愛する熱血少年。
メガネの13才。
あらしに一目惚れし、その願いを聞き入れ、共に過去へと飛ぶ。
ヒロイン。
時をかける幽霊少女。
元は女学生だったが、戦災に巻き込まれ、幽霊となる。それから60年の間、夏だけを繰り返し過ごしてきた。
生身の人間と「通じる」ことによって過去へ飛ぶという力を持ち、死の運命にある人々を救っている。
見た目の年齢は16才ぐらい。
現代では喫茶店「方舟」のウェイトレスとして働いている。
本名は「嵐山小夜子」。
「方舟」で働く中学生。
真面目な常識人だが、ある重大な秘密を隠している。
あらしの女学生時代の親友で、同じく幽霊。
ドイツ人。
銀髪碧眼の大和撫子。
方舟の女主人。
その正体は凄腕の詐欺師。
金に汚く大人気ない性格だが、いざとなれば頼れる存在。
強面の探偵。
何者かの依頼により、あらしの身をつけねらう。
とある屋敷に引きこもって暮らす少女。
足が不自由で、親友の加奈子と二人きり鬱々と日々を過ごしている。
やよゐと共に屋敷で暮らしている少女。
激しい性格の持ち主で、やよゐとの未来のためならばどんな犠牲もいとわない。
あらし目当ての常連客。
一流企業に勤める好青年。
あらしの特殊な肉体のこと。
あらしは自分が空襲に巻き込まれたことによって「半分しんでいる」状態、すなわち「幽霊」になったと考えているため、その体をこのように呼ぶ。
タイムトリップをはじめとして、空を飛ぶ、壁を抜けるなど、様々な不思議な力を持つ。
夏が終わると姿を消し、また次の夏に現れる。
なぜそのような体になったのかはあらし自身にも分からない。
幽霊が持つ不思議なエネルギー。
あらしたちはこれによって現世につなぎとめられ、また特殊な力を使うことができる。
生身の人間と「通じる」ことによって補給できる。幽体同士でやりとりすることも可能。
力を使いすぎたり補給できなかったりすると、存在が不安定になる。
暑さを感じられなくなる、肉体が透けるなどの異常が生じ、ついには消滅してしまう。
幽霊と人間の相性が合い、タイムトリップやエネルギーの受け渡しができるようになること。
幽霊は人間からエネルギーを貰わなければ消滅してしまうため、通じた人間とパートナーになることによって存在を維持している。
通じることができる条件は幽霊によって様々。
たとえば、あらしは男性としか、カヤは女性としか通じることができない。
一人の幽霊が複数の人間と通じることや、一人の人間が複数の幽霊と通じることも可能。
一度通じても、二人の関係の変化により過去へ飛べなくなってしまう場合もある。
通じた人間には何らかの変化が起きる。
夏が終わって幽霊が姿を消したのち、次の夏に二人が再会しても、人間は幽霊のことが分からなくなってしまっている。
幽霊の持つ特殊な力の一つ。
通じた人間と触れ合うことにより、共に過去へ飛ぶことができる。
過去にとどまることができるのは数時間だけ。
人間は同じ時間には二度と飛ぶことができない。
幽霊が生前の時間へ飛ぶと、その間は生身に戻り、特殊な力は失われる。
人間・幽霊ともに過去の自分と鉢合わせすると存在が消滅してしまう。
過去に干渉した結果は、タイムトリップを行う前から現代に反映されている。
どうしても飛ぶ事のできない時間や、干渉できない過去もある。
幽霊の目には、これから救うべき人間の姿がゆらいで見える。
| 巻 | 収録話 | 表紙 | 扉頁 | 着せ替え表紙 | 発売日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1巻 | 第1話〜第6話 | あらし・一 | あらし・カヤ | あらし | '07年02月27日 |
| 第2巻 | 第7話〜第12話 | カヤ・潤 | カヤ | あらし | '07年09月14日 |
| 第3巻 | 第13話〜第18話 | マスター・英雄 | あらし | やよゐ | '08年03月17日 |
| 第4巻 | 第19話〜第25話 | やよゐ・加奈子 | あらし | カヤ | '08年11月27日 |
| 第5巻 | 第26話〜第31話 | あらし・カヤ | あらし | カヤ | '09年03月27日 |
| 第6巻 | 第32話〜第37話 | 潤・あらし | あらし | ─ | '09年09月18日 |
| 6.5 | ─ | あらし | ─ | ─ | '09年09月18日 |
| 第7巻 | 第38話〜第43話 | 潤・一 | あらし | ─ | '10年03月20日 |
| 第8巻 | 第44話〜最終話 | 全員集合 | あらし | ─ | '10年11月22日 |
神奈川県横浜市、大倉山を中心とする東急東横線沿い。
大倉山は小林尽が通っていた大学に近く、よく考え事をしに訪れていたため舞台として選ばれた。
方舟は白楽、加奈子たちの屋敷は反町にある。
あらしたちは大倉山高等女学校の学徒だった。
八坂たちが方舟への通いに利用している。
[第1話][第3話]

一と潤があらしの写真を調べるため訪れた。
館内に図書室があり、一般開放されている。
[第5話]

マスターとやよゐがタイムトリップしてヤクザと遭遇。
[第20話]




[第27話]

[第27話]

[第27話]

[第27話]

[第27話]

最初にあったのは、「夏の喫茶店が舞台の作品」というアイデアでした。
同時に、藤子不二雄先生みたいな少年マンガが描きたいと思ったので、主人公を中学生にしようと。
でもその二つの要素では話がもたないだろうから、SF要素を入れて、「喫茶店に女の子がいる」というもともとあった設定をからませた。
戦中の話を盛りこんだのは、個人的に興味があったので、勉強がてら作品を描けないかと思いまして。