小林尽による読み切り作品。
あんど慶周・作『究極!! 変態仮面』のリメイク。
謎のヒーロー「変態仮面」の復活を描く。
原作の高校時代の後日談にあたる。
ジャンプスクエア'08年2月号に掲載。
巻中カラー、全36ページ。
正義感あふれる高校生、色丞狂介。
誰もが健全な少年と認める彼だが、実は誰も知らないもう一つの顔を持っている。
そんな狂介が通う紅優高校に、ある事件が発生していた。
痴漢が現れたのである。
満員電車の中、姿を見せることなく女生徒たちの体を狙う卑劣な影。
狂介の同級生・脇野新も三日連続で触られてしまったという。
そんななか生徒たちが思い浮かべたのは、ある男のことだった。
「変態仮面!! なぜ現れなくなってしまったの!?」
かつて、ありとあらゆる事件を解決してきた謎のヒーロー・変態仮面。
しかし、ここのところ彼はパッタリと姿を見せなくなっていた。
教室にヒーロー復活を望む声が上がるなか、ひとり複雑な表情を浮かべる狂介。
実は彼こそが変態仮面その人であった。
最愛の女性・愛子との別れ以来、変身できなくなっていたのである。
とは言え、新を見捨てることはできず、狂介は生身のまま痴漢退治に乗り出したのだが…
画像は新旧キャラ比較。左が『帰ってきた変態仮面』、右が『究極!! 変態仮面』。

主人公。
変態仮面の正体。
拳法で鍛えた強靭な肉体、刑事だった父譲りの強い正義感、そして母譲りの変態的性癖を持つ少年。
普段は真面目な高校生だが、本性は変態そのものであり、そのギャップに悩むこともしばしば。
かつては変態仮面として幾度と無く悪を成敗してきた。
しかし、好きだった愛子との別れが原因で、今では変身することができなくなっている。

狂介が変身した姿。正義のヒーロー。
女の子のパンティをかぶることにより、変態の血と共に超人的な能力が覚醒。
その力と技、そして股間の「おいなりさん」によって悪を成敗する。
正体が狂介であることは誰も知らない。
狂介の同級生の女の子。
気弱な性格のために目をつけられたのか、ここ三日連続で痴漢にあい困っている。
最近転校してきたばかりなので変態仮面に出会ったことはない。
『帰ってきた変態仮面』での新キャラクター。

中国出身の拳法少女。
狂介との決闘に敗れたため、「自分を負かした男の許婚になる」という四季家の掟に従い押しかけ女房となった。
その奥義「御色拳」は、男であればどんな達人でも惑わしてしまう。
のち、狂介との間に一児を儲けることとなる。

狂介の同級生。拳法部マネージャー。
親友の愛子とともに何度も変態仮面の活躍を目にしている。
親しみやすい性格のせいか、拳法部の面々にはからかわれがち。


狂介の親友二人組。拳法部員。
ともに『帰ってきた変態仮面』では名前には触れられていない。

狂介の母。
ブティックの経営者とSM嬢という二つの顔を持つ。
その変態の血は狂介に色濃く受け継がれている。
狂介が好きだった同級生。
『究極!! 変態仮面』のヒロイン。
『帰ってきた変態仮面』では狂介のもとを離れており、これが原因で狂介は変態仮面に変身できなくなっている。
春夏の弟で、同じく拳法の使い手。
春夏との修行の旅の途中おいて行かれてしまった。

ヒゲが早乙女。拳法部の主将。
角刈りが石田。拳法部の副将。
メガネが出来留。狂介と同じクラスの天才高校生。

『究極!! 変態仮面』にも登場した女子生徒たち。

『究極!! 変態仮面』で様々な悪事を働いたヤクザ「集英会」の二人組。
小柄な男が兄貴分の秀、大柄な男が弟分の政。
小林尽とあんど慶周による対談。
二人とも変態仮面のコスプレで登場し、変態仮面の思い出やリメイクに至る経緯などについて語った。
ジャンプSQ'08年2月号.にて『帰ってきた変態仮面』と同時掲載。
「変態!? 仮面座談会」のロングバージョン。
「SHUEISHA JUMP REMIX」版『究極!! 変態仮面』Vol.1・2に掲載。
「変態仮面」と「四季春夏」の小林尽描き下ろしカラーイラストを収録。
ジャンプSQ'08年12月号特別付録。
『帰ってきた変態仮面』の再収録誌「ジャンプSQ.M」vol.2の作者メッセージページ。
小林尽・あんど慶周のコメントと、小林尽による「変態仮面」の描き下ろしモノクロイラスト。
あんど慶周によるギャグ漫画。
『帰ってきた変態仮面』以前のストーリーにあたり、狂介の変態仮面としての覚醒、愛子との恋、春夏との出会い、宿敵との戦いなどが描かれている。
週刊少年ジャンプにて'92年から'93年まで連載された。
単行本全6巻。
学生時代に楽しませてもらった作品に携われて、嬉しいです。感謝。
おひさしぶりです 小林です。
これを描いたあと いろいろな人達から反響がありました。
ボクらの世代はもちろん若い人たちにもとても評判が良くて驚きでした。
今だとこういうテイストの作品ってまず編集さんをとおらないと思うんです 感覚的には。
今のボクらの世代はかたよったなーと思いました。描く方もそして読む方も。
あんどさんと話して思ったのは、マンガにとどまらない幅のある意見、感性をマンガの幅におとしこんでるなァと。
なんて言うか発想のスタートがボクよりズイブン周りを見渡せてると思った。
でもパンティなんだよね!!! かっこいいスよ!!!
本編もちょくちょくそーだったけどこの絵も喫茶店で描いてるんですよ。
スゴイ黙々と。
変な人に思われてるよなゼッタイ。
15年の時を経て、しかも自分ではなく他の作家さんの手で変態仮面が帰ってくるとは驚き&光栄でございます。
漫画の世界観はそのままに+小林尽テイストに仕上がっているのは見事でした。
近日発売予定のコミック文庫『究極!変態仮面』5巻に新作エピソードを描き下ろしたのですが『帰ってきた変態仮面』にあったエピソードを少し参考にさせていただきました。
…逆リメイク!?(笑)
小林先生ありがとうございました!
読切は作家さんに集英社で描いて貰うきっかけにしたいという意味もありますね。
小林尽さんは、創刊を控えた頃にたまたまWJで描きたがってるという話を聞いて、SQならひょっとしたらWJの入り口としていいのかなと。